突発性発疹

山口県感染症情報センター / 2011.3作成
2012.6更新

突発性発疹とは

 ヒトヘルペスウイルス6、7型による感染症で、突然の高熱が約3日間続き、解熱するころに発疹が出現します。
 潜伏期は約10日です。
 乳幼児期、特に6〜18ヶ月の間に罹患することが多く、 2〜3歳頃までにほとんどの小児が罹患するため (不顕性感染も20〜40%ある)、 5歳以上は稀です。
 年次による差異、季節性があまりなく、各週の報告数がほぼ一定しています。 このため、感染症発生動向調査のデータ解析の際には休日や医療機関の変更、休業等に伴う報告数の変動等を確認する指標としても 利用されています。
 

山口県の発生動向について

 2001年から2010年における各年の累積報告数は下記のとおりです。 全国と比較してやや多い状況で推移しています。

症状

 突然の高熱で発症し、発熱が3〜4日続きます。また、口蓋垂の両側に強い斑状発赤が見られることもあります。 解熱に前後して小さな紅斑や紅色丘疹が 体幹から始まり、上肢、頸部の順に広がりますが、1〜2日であとを残さずに消失します。 通常予後は良好です。

治療・予防

 2〜3歳頃までにほとんとの小児が罹患する疾患で、通常は予後良好のため対症療法で経過観察するのみであり、 特に予防が問題となることもありません。

参考文献

1)国立感染症研究所感染症情報センター 多屋馨子: 感染症発生動向調査週報 感染症の話「突発性発疹」: 2003年第28週号(2003年7月7〜13日).
2)財団法人 日本公衆衛生協会:感染症予防必携 第2版:2005.
3)国立感染症研究所 学友会:感染症の事典:2004.
4)古泉快夫、芝田充男、林桂堂:ウイルス学サマリー:2003.