定点とは、感染症の発生状況を知るために一定の基準に従ってこれらの情報を報告してくれる医療機関のことです。
定点には、インフルエンザ定点(内科定点、小児科定点)、小児科定点、眼科定点、性感染症定点、基幹定点の5種類があり、
流行状況について全体の傾向ができるだけ反映できるように、関係医師会の協力を得て、医療機関の中から、保健所管内の人口に応じた数の定点医療機関を無作為に選定しています。
また、定点当たり報告数とは、一週間に一つの定点からどのくらいの報告があったかを表す数値で、この数値によって、各地での感染症の流行の状況が把握できます。
例えば、下関保健所管内でインフルエンザの報告が30件あったとすると、定点当たり報告数は、報告数(30件)を定点医療機関の数(下関のインフルエンザ定点は15医療機関)で割り算をします。
そうすると定点当たり報告数が計算できます。この場合は、30÷15=2.0で定点当たり報告数は2.0となります。
■定点医療機関の配置図
■定点医療機関の配置状況
保健所 |
インフルエンザ定点 |
眼科 定点 |
性感染症 定点 |
基幹 定点 |
計 |
内科 定点 |
小児科 定点 |
岩国 |
3 |
5 |
1 |
2 |
1 |
12 |
柳井 |
1 |
4 |
1 |
- |
1 |
7 |
周南 |
3 |
8 |
1 |
2 |
1 |
15 |
防府 |
2 |
4 |
1 |
2 |
1 |
10 |
山口 |
3 |
5 |
1 |
1 |
1 |
11 |
宇部 |
3 |
9 |
1 |
2 |
1 |
16 |
長門 |
1 |
2 |
1 |
- |
1 |
5 |
萩 |
1 |
1 |
- |
1 |
1 |
4 |
下関 |
4 |
11 |
2 |
2 |
1 |
20 |
計 |
21 |
49 |
9 |
12 |
9 |
100 |
|